英検準2級プラスの要約問題の書き方|3段落の構造をつかみ「日本語で下書き」してパラフレーズする

By 田中先生(クルード代表) 田中先生(クルード代表)
公開日: 2026年10月02日
最終更新日: 2026年10月10日

英検準2級プラスで初めて要約問題に取り組む方に向けて、本文が「トピック・メリット・デメリット」の3段落でできていること、級ごとにメリット・デメリットの数が変わること、そして本文の丸写しにならないための「日本語で下書きしてから英語に直す」手順を解説します。

この記事はシリーズ「英検 要約問題対策」の1本です。シリーズの記事一覧へ

英検準2級プラスの要約問題の書き方|オンライン英語塾クルード講師ブログ

英検準2級プラスから、英作文に要約問題が加わります。3級・準2級のライティングはEメールへの返信と意見論述だったので、初めて要約に取り組む生徒はどこから手をつけていいか迷います。

この記事では、要約問題に初めて取り組むときに押さえておきたい基本を解説します。

本文は3段落でできている

要約問題の本文は、ほとんどの場合、次の3つの段落で構成されています。

  1. 1段落目:トピック(タイトルになる内容)
  2. 2段落目:そのトピックのメリット
  3. 3段落目:デメリット(逆接の言葉で始まることが多い)

まず本文を見て、「この3つがどこに書かれているか」を確認します。要約とは、この3つを小さく、別の言い方でまとめることです。

級によってメリット・デメリットの数が変わる

準2級プラスと、その上の級では、まとめる要素の数が変わります。当塾で扱ってきた問題では、次のような傾向があります。

  • 準2級プラス:メリット1つ、デメリット1つ
  • 2級:メリット2つ、デメリット2つ
  • 準1級:メリット・デメリットがそれぞれ1つまたは2つ(問題によって変わる)

準2級プラスの要約は、多くの場合「タイトル・メリット1つ・デメリット1つ」の3点をまとめれば、必要な要素が揃います。ここで構造に慣れておくと、2級で要素が2つずつに増えても、同じ手順で対応できます。

手順1:タイトルになる箇所を見つける

当塾の要約トレーニングでは、まず本文の中からタイトルになる箇所を英語で書き出してもらいます。

1段落目を読んで、「この文章は何について、全体を通して議論しているか」を一言で言えるかどうか。これが要約の出発点です。

手順2:メリットとデメリットを日本語で下書きする

次に、メリットとデメリットを日本語でコンパクトに下書きします。当塾の英作文トレーニングには下書き欄があり、基本的に日本語で書いてもらっています(帰国子女・インター生のコースでは、英語のまま各段落の重要箇所を抜き出す進め方をすることもあります)。

なぜ英語ではなく日本語で書くのか。理由は次の手順にあります。

手順3:日本語を英語に直す。これがパラフレーズになる

日本語で書いた下書きを、今度は英語に直します。

一度日本語に落としてから英語に戻すと、元の英文をそのまま切り抜くことがしにくくなります。 自然と、元の文章とは違う単語や言い方で同じ内容を表現することになります。これがパラフレーズです。

要約問題で高い得点を取るには、本文の丸写しではなく、別の言い方で同じことを言えているかが問われます。日本語の下書きを間にはさむのは、パラフレーズを無理なく身につけるための手順です。

私は、日本語が使えることは要約問題での武器だと考えています。英語しか話さない人に「この文章を要約してください」と頼むと、実はかなり難しい作業になります。日本語を話せる人は、一度日本語に置き換えて、それをもう一度英語に復元できます。そうすると、内容は同じまま、表現だけが変わります。

日本語をはさまずに英語のまま要約しようとすると、本文の文をあちこちから切り抜いてつなげた、ちぐはぐな文章になりがちです。

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準2級プラスで慣れておくと、2級で役に立つ

準2級プラスの要約問題は、形式が2級とほとんど同じです。違いは、まとめる要素の数と、本文の難しさです。

準2級プラスの段階で「タイトル・メリット・デメリット」をまとめる手順に慣れておくと、2級に進んだときに、要素が2つずつに増えることだけに集中できます。2級で気をつける点は英検2級の要約問題の書き方で解説しています。

パラフレーズ専用のトレーニングも準備しています

要約に慣れてきた生徒には、本文の中で「ここが大事だ」という箇所を引っ張ってくる力がすでにあります。次のステップは、それを同じ意味の別の英語に言い換えることです。ここが一番難しいところです。

そのために、1文が提示され、それを別の英語に直して入力すると「ここが良い」「こうするともっと良い」というアドバイスが会話形式で返ってくるパラフレーズ専用トレーニングを試作しています。試験的に使い始めているところです。

言い換えた英文でも、現在完了形や関係代名詞といった基礎文法のミスは減点につながります。基礎文法を優先する理由は英検2級に難しい文法は必要?で説明しています。

海外講師の添削で仕上げる

書き上げた要約は、海外講師に添削を出します。添削が返ってきたら、それをもとに最終版を直します。

2級・準1級の要約で、実際の生徒の解答と海外講師の添削例は英検要約問題の対策|2級・準1級の英文要約例と海外講師の添削を公開で紹介しています。準2級プラスの次のステップとして参考にしてください。

まとめ

  • 本文は「トピック・メリット・デメリット」の3段落でできている
  • 準2級プラスはメリット1つ・デメリット1つ、2級では2つずつになる傾向がある
  • タイトルを見つける → 日本語で下書き → 英語に直す、の順で書く
  • 日本語をはさむことで、丸写しではないパラフレーズになる
  • 日本語が使えることは、要約問題の武器になる
  • 形式は2級とほとんど同じ。準2級プラスで手順に慣れておくと2級で役に立つ

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お子様に合ったコースは学年別英検対策コース一覧からご覧いただけます。

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よくある質問

英検準2級プラスの要約問題は、どのような手順で書けばよいですか?
タイトルになる箇所を見つける、メリットとデメリットを日本語で下書きする、下書きを英語に直す、の順で書きます。
一度日本語に落としてから英語に戻すと、元の英文をそのまま切り抜くことがしにくくなり、元の文章とは違う単語や言い方で同じ内容を表現するパラフレーズになります。
英検の要約問題は、何級から出題されますか?
英検準2級プラスから、英作文に要約問題が加わります。
3級・準2級のライティングは、Eメールへの返信と意見論述の問題です。準2級プラスの要約は、多くの場合「タイトル・メリット1つ・デメリット1つ」の3点をまとめれば、必要な要素が揃います。
英検準2級プラスの要約問題の本文は、どのような構成になっていますか?
ほとんどの場合、1段落目がトピック、2段落目がそのトピックのメリット、3段落目がデメリットという3つの段落で構成されています。
3段落目は逆接の言葉で始まることが多いです。要約とは、この3つを小さく、別の言い方でまとめることです。
英検の要約問題は、準2級プラスと2級で何が違いますか?
形式はほとんど同じで、違いはまとめる要素の数と本文の難しさです。
オンライン英語塾クルードで扱ってきた問題では、準2級プラスはメリット1つ・デメリット1つ、2級はメリット2つ・デメリット2つ、準1級はそれぞれ1つまたは2つという傾向があります。
英検の要約問題の下書きを、日本語で書くのはなぜですか?
本文の丸写しを避けて、パラフレーズ(言い換え)を無理なく身につけるためです。
要約問題で高い得点を取るには、別の言い方で同じことを言えているかが問われます。日本語をはさまずに英語のまま要約しようとすると、本文の文をあちこちから切り抜いてつなげた、ちぐはぐな文章になりがちです。
英検準2級プラスの要約問題に慣れておくと、2級でも役に立ちますか?
役に立ちます。
準2級プラスの段階で「タイトル・メリット・デメリット」をまとめる手順に慣れておくと、2級に進んだときに、要素が2つずつに増えることだけに集中できます。

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