英検2級の英作文(ライティング)で80語に届かないときは、下書きで理由の後ろに「例えば」と「その結果」の2文を足します。理由に説得力が出て、1つが3文・約40語になり、理由2つで80語に届きます。実際の下書きと英文例で解説します。
この記事はシリーズ「英検2級 技能別対策」の1本です。シリーズの記事一覧へ

英検2級のライティング(英作文の意見論述)は、80語から100語で自分の意見と理由を2つ書く問題です。語数が80語に届かないときは、下書きの段階で、それぞれの理由の後ろに「例えば(具体例)」と「その結果(そのあとどうなるか)」の2文を足します。具体例と結果が加わることで理由に説得力が出て、理由1つが3文・約40語になります。理由2つに意見の文とまとめの文を加えると、80語に無理なく届きます。
これは、オンライン英語塾クルードの英作文トレーニングで教えている下書きの方法です。2級は準2級までと比べて語数が増えるので、「理由は2つ思いついたのに、80語に届かない」という相談をよく受けます。同じことを繰り返して書くのではなく、具体例と結果を足して語数を増やすと、語数と一緒に説得力も増します。
時間の目安は、下書きに5分、英文を書くのに10分、合わせて15分です。
英検2級の英作文は、いきなり英語で書かずに下書きから始める
英検2級の英作文をいきなり英語で書き始めると、途中で書くことがなくなって手が止まります。
当塾の英作文トレーニングには下書き欄があります。ここに、日本語のままで構わないので、自分の意見と理由を書き出します。英語で書ける人は英語でも構いません。
2級の問題は、質問そのものが難しいことがあります。賛成と反対の両方で理由を考えてみて、書きやすい方を選ぶので十分です。
80語に届かないときは、理由の後ろに「例えば」と「その結果」の2文を足す
下書きで意見と理由2つが書けたら、本番ではそのまま英語にしても構いません。
ただし練習の段階では、それぞれの理由の後ろに文をあと2つ足しておくことをおすすめしています。語数が増えるだけでなく、理由に説得力が出ます。下書きで材料が揃っていると、英語にするときにもとても楽になります。
足す2文は、次の2つです。
- 例えば(具体例)
- その結果(そのあとどうなるか)
理由1つを3文にして説得力を持たせる手順(「会社を作ること」の問題例)
理由1つを「理由・例えば・その結果」の3文にして説得力を持たせる手順を、「会社を作ること」について意見を書く問題を例に示します。反対の立場で、1つ目の理由を「成功する確率が低い」としました。
1文目:「例えば」で具体的な人を登場させる
「成功する確率が低い」という理由は、読んだ人の頭の中に、具体的な人や仕事が浮かぶ内容ではありません。こういう、ふんわりとした理由ほど「例えば」がうまくはまります。
「例えば」の後ろには、どんな人が、どんな会社を作ったら、を書きます。
例えば、ある人が服の会社を作ったら、たくさんの服を買ったり作ったりしないといけない。
2文目:「その結果」でそのあとどうなるかを書く
ここからもう1文足します。たくさんの服を買ったり作ったりした結果、そのあとどうなるかです。
「自分のお金がなくなりますよね。お金がなくなるとどうなりますか」と考えていくと、次の文が出てきます。
その結果、お金がかかって失敗する。
できあがった下書きと英文例(3文で約40語)
- 成功する確率が低い
- 例えば、ある人が服の会社を作ったら、たくさんの服を買ったり作ったりしないといけない
- その結果、お金がかかって失敗する
これを英語にすると、たとえば次のようになります。
First, the chance of success is low. For example, if someone starts a clothing company, they need to buy or make a lot of clothes. As a result, it costs a lot of money, and the business may fail.
これで約40語です。2つ目の理由も同じ要領で3文にすれば、意見を述べる最初の文と最後のまとめの文を合わせて、80語に無理なく届きます。
理由がトピックからずれたときは、限定する言い方を挟んで直す
英作文を書いているうちに、理由がトピックから少しずれてしまうことがあります。
たとえば電子辞書についての問題で、「目が悪くなる」という理由を書いたとします。これは電子辞書というより、スマートフォンの画面の話です。
こういうときは、全部書き直さなくても大丈夫です。電子辞書は今はスマートフォンのアプリにもなっているので、「スマートフォンの中で電子辞書を使うと目が悪くなる」というように、限定する言い方を挟みます。大きく書き換えずに、トピックに沿った理由になります。
英検2級の英作文の時間配分は、下書き5分・英文10分の合計15分
英検2級の英作文にかける時間の目安は、下書きに5分、英文を書くのに10分、合わせて15分です。この時間で書けるようになると、リーディングに多くの時間を残せます。
書いた英作文は添削を受けて、80語以上に仕上げる
書き上げた英作文は、海外講師が添削します。当塾の添削では、修正箇所を色で分けています。
- 黄色:文法やスペルなどの小さな修正
- オレンジ色:少しぎこちない表現
- ピンク色:意味が読み取れない箇所(優先して直す)
書き慣れてくると、修正箇所は少しずつ減っていきます。修正箇所が減ることが、そのままスコアの伸びにつながると考えてください。
添削を反映した結果、語数が80語を下回ることがあります。その場合は、文を書き足して80語以上に仕上げてから終了にします。
2級で意見論述とあわせて出題される要約問題の書き方は英検2級の要約問題の書き方にまとめています。英作文でミスを減らすための文法の優先順位は英検2級に難しい文法は必要?で説明しています。
まとめ:英検2級の英作文で80語に届かせる方法
- 英検2級の英作文は、いきなり英語で書かず、下書きで意見と理由2つを出す
- 練習では、それぞれの理由の後ろに「例えば」と「その結果」の2文を足して、理由に説得力を持たせる
- 理由1つが3文・約40語になるので、理由2つと意見・まとめの文で80語に届く
- ふんわりした理由ほど「例えば」で具体的な人を登場させやすい
- 理由がトピックからずれたら、限定する言い方を挟んで直す
- 時間の目安は、下書き5分・英文10分の合計15分
英作文の添削を体験授業でお試しいただけます
オンライン英語塾クルードでは、日本人講師による下書きの指導と、海外講師による添削をセットにした英作文トレーニングを、無料体験授業(おひとりにつき3回まで無料)の中でお試しいただけます。
お子様に合ったコースは学年別英検対策コース一覧からご覧いただけます。
よくある質問
- 英検2級の英作文で80語に届かないときはどうすればよいですか?
- 下書きの段階で、それぞれの理由の後ろに「例えば(具体例)」と「その結果(そのあとどうなるか)」の2文を足します。
具体例と結果が加わることで理由に説得力が出て、理由1つが3文・約40語になります。理由2つに意見の文とまとめの文を加えると、80語に無理なく届きます。 - 英検2級の英作文(意見論述)は何語で書きますか?
- 英検2級の意見論述は、80語から100語で自分の意見と理由を2つ書く問題です。
準2級までと比べて語数が増えます。 - 英検2級の英作文の下書きは日本語で書いてもよいですか?
- 日本語で構いません。
オンライン英語塾クルードの英作文トレーニングでは、下書き欄に自分の意見と理由を日本語で書き出してから英語にします。英語で書ける人は英語でも構いません。 - 英検2級の英作文は賛成と反対のどちらで書けばよいですか?
- 賛成と反対の両方で理由を考えてみて、書きやすい方を選べば十分です。
英検2級の問題は、質問そのものが難しいことがあるためです。 - 英検2級の英作文には何分かけるのが目安ですか?
- 下書きに5分、英文を書くのに10分、合わせて15分が目安です。
この時間で書けるようになると、リーディングに多くの時間を残せます。 - 英作文の理由がトピックからずれてしまったらどうすればよいですか?
- 全部書き直さずに、限定する言い方を挟みます。
例えば電子辞書についての問題で「目が悪くなる」と書いた場合は、「スマートフォンの中で電子辞書を使うと目が悪くなる」とすれば、トピックに沿った理由になります。
この記事の著者田中先生(クルード代表)の指導を受けたい方はこちらから
この級の総合対策ガイド
この記事で紹介した対策を含め、学年別の勉強法全体は以下のガイドで解説しています。
英検対策・英会話の無料体験授業のご案内
オンライン英語塾クルードでは、外国人講師×日本人講師のダブルティーチングによる英検対策・英会話の授業を、おひとりにつき3回まで無料で体験いただけます。
記事一覧
シリーズ別・新着順の一覧は講師ブログ・記事一覧にまとめています。 新着記事はRSSフィードでも配信しています。
- 英検2級の要約問題の書き方|メリット2つ・デメリット2つを全部入れる。Additionally と Nevertheless の使い方 (2026-10-10更新)
- 英検2級の英作文が80語に届かない|理由は「例えば」「その結果」で3文にする (2026-10-09更新)
- 英検2級リスニングは「選択肢を読む速さ」で決まる|15問連続を乗り切る先読みサイクル (2026-10-08更新)
- オンライン英語授業のトラブル対処法|音・通信・キーボードの確認手順 (2026-10-07更新)
- 技能ごとにレベルを変えるオーダーメイドカリキュラム|クルードの60分授業はどう設計されているか (2026-10-06更新)
- 英検準1級とIELTS 6.0、どっちがいい?同じB2でも使い道が違う|両方取得するメリット (2026-10-05更新)
- 英単語は手書きとタイピングのどちらで覚えるべき?記憶の定着と学習量の考え方 (2026-10-04更新)
- 現在完了形はなぜ日本人に難しいのか|「5年間ここで働いています」の時間幅で理解する (2026-10-03更新)
- 英検準2級プラスの要約問題の書き方|3段落の構造をつかみ「日本語で下書き」してパラフレーズする (2026-10-02更新)
- スピーキングが上手な人ほど文法を気にしない|言葉が止まらなくなる3つのコツ (2026-10-01更新)
- 英語の長文読解は「コスパの良い問題」から解く|スキミング・スキャニング・リーディングの使い分け (2026-09-30更新)
- 英検2級に難しい文法は必要?文法問題はごく少数|3級文法の基礎固めと2級単語の価値 (2026-09-29更新)
- 音読は声優になったつもりで|英検3級面接の音読対策と早口言葉・フォニックス (2026-09-23更新)
- 英検S-CBTの録音型スピーキング対策|「もう一度聞く」は再録音ボタンだと考える (2026-09-22更新)
- 英検に不合格だったあなたへ|不合格を次の合格につなげる考え方 (2026-06-08更新)
- スマホでできる英検対策!外出先の英語学習をサポートする新機能公開 (2025-07-04更新)
- 静岡県、滋賀県の生徒が第一志望の高校に合格。富山県の生徒が明治大学に合格。全国で合格者を輩出。2025年入試結果 (2025-03-31更新)
- 英検2級新形式に小学4年生が合格しました!新英検2級の対策と合格スコアを公開します。 (2024-06-25更新)
- 当校の高校生が2024年6月の英検新形式で英検準1級に合格しました!合格速報 (2024-06-24更新)
- 英検要約問題の対策|2級・準1級の英文要約例と海外講師の添削を公開 (2024-05-07更新)
- 不登校引きこもりの高校生を救ったのは塾の英語学習・英会話。実話を元にした経験談を公開。 (2024-03-11更新)
- 洋楽で英語が聞き取れるように!英会話が学べる海外音楽5選 (2023-12-03更新)
- 新しい英検にリニューアル。新形式・新方式の英検対策で完全対応。当校独自の勉強方法と攻略のコツ。 (2023-07-12更新)
- 英会話講師が選ぶ!英会話が学べる映画5選 (2023-05-31更新)
- 英検を受ける優秀な小学生が気をつけるべき5つのNGパターン。帰国子女インターナショナルスクール生、必見 (2022-09-26更新)
- 英検合格実績(2021年10月-2022年3月) (2022-04-12更新)
- 2022年度大学入試・高校入試合格実績 (2022-03-29更新)
- 2022年度大学入試共通テストの実績(当塾受講生の平均得点と最高得点を公開) (2022-01-30更新)
- 2021年4-10月の英検合格実績及び模擬試験等の実績 (2021-11-03更新)
- 国公立大学難関私立大学入試向け新トレーニング「英文和訳・英文要約」追加のお知らせ (2021-08-30更新)
- オンライン英会話選びに悩めるママさんのためのメディア【こどもえいごぶ】に「英検対策の英語塾fCloodeの口コミ」が掲載されました。 (2021-07-29更新)
- 今すぐできる英検準2級完全対策講座【スピーキング面接編】 (2021-06-17更新)
- 今すぐできる英検4級完全対策講座【リスニング編】 (2021-06-13更新)
- 今すぐできる英検3級完全対策講座【スピーキング面接編】 (2021-06-02更新)
- 今すぐできる英検3級完全対策講座【リスニング編】 (2021-05-27更新)
- 今すぐできる英検3級完全対策講座【筆記試験リーディング編】 (2021-05-20更新)
- 今すぐできる英検4級完全対策講座【筆記試験リーディング編】 (2021-05-20更新)
- 今すぐできる英検5級完全対策講座【筆記試験リーディング編】 (2021-05-20更新)
- 経済産業省主催「未来の教室」にて革新的教育イノベーション「個別指導型オンライン英語塾」としてCloodeが掲載されました。 (2021-05-11更新)
- 当校の保護者様体験談がニュースサイトに掲載されました。 (2021-04-28更新)
- 2021年度英検合格実績及び大学受験・高校受験の結果 (2021-03-15更新)
- 遠隔授業を成功させるためにご協力頂きたい3つのこと (2020-11-17更新)
- タブレットを安全にご利用いただくための取り組み (2020-11-16更新)