英検2級の要約問題の書き方|メリット2つ・デメリット2つを全部入れる。Additionally と Nevertheless の使い方

By 田中先生(クルード代表) 田中先生(クルード代表)
公開日: 2026年10月10日

英検2級の要約問題では、本文に書かれたメリットとデメリットをそれぞれ2つずつ拾い、全部を要約に入れることが大切です。日本語の下書きで要素を数える手順、タイトルの取り違えを防ぐ確認、2つ目をつなぐ Additionally と、逆接を言い換える Nevertheless の使い方を解説します。

この記事はシリーズ「英検2級 技能別対策」の1本です。シリーズの記事一覧へ

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英検2級の要約問題の書き方|オンライン英語塾クルード講師ブログ

英検2級の英作文には、意見論述のほかに要約問題があります。

要約問題の基本の手順は、準2級プラスと同じです。英検準2級プラスの要約問題の書き方で説明した「タイトルを見つける → 日本語で下書き → 英語に直す」の流れを、そのまま使います。

この記事では、そのうえで2級に特有の注意点を解説します。

2級はメリットが2つ、デメリットが2つ

2級の要約問題の本文は、多くの場合、次の構成になっています。

  1. 第1段落:テーマ(タイトルになる内容)
  2. 第2段落:そのテーマの良いところ
  3. 第3段落:良くないところ(However などの逆接で始まることがほとんど)

準2級プラスとの違いは数です。当塾で扱ってきた2級の問題では、良いところが2つ、良くないところが2つ書かれています。準1級になると、1つのことも2つのこともあり、問題によって変わります。

ですから、読むときには必ず「良いところは何個あるか」「良くないところは何個あるか」を数えてください。

下書きは Pros と Cons に分けて1行ずつ

下書き欄には、次の形で書き出します。

  • タイトル
  • メリット1
  • メリット2
  • デメリット1
  • デメリット2

英語では、メリットを Pros、デメリットを Cons と言います。

日本語が書ける人は、日本語で書くことをおすすめしています。あとで英語にしたときに、元の文章と違う表現に変えやすいからです。日本語で下書きすれば、それ自体がパラフレーズ(言い換え)の準備になります。英語のまま下書きする場合は、別にパラフレーズの練習が必要になります。

本文を全部訳す必要はありません。それぞれ1行でコンパクトにまとめます。

タイトルを取り違えない

メリットとデメリットを拾う前に、タイトルを確認します。「何の」メリットなのかがずれると、そのあとが全部ずれるからです。

たとえば、博物館の入場料についての文章で、タイトルを「入場料を取ること」と捉えてしまうことがあります。本文をよく読むと、議論されているのは「入場料を下げること」でした。

「何をすると、お客さんがたくさん入るのか」と自分に質問すると、「値段を下げる」という答えが出てきます。タイトルが「入場料を下げることについて」と決まれば、第3段落には「下げると何が良くないのか」が書かれている、と見当をつけて読めます。

2つ目も必ず要約に入れる

ここが2級で一番大切なところです。

メリットが2つ書かれていたら、2つとも要約に入れます。デメリットも同じです。1つずつしか入れていない要約は、要素が足りない要約になります。

「タイトル・メリット2つ・デメリット2つ」の5点が揃っているかどうかを、書き終えたら確認してください。

2つ目は Additionally でつなぐ

2つ目のメリットを足すとき、and でつなぐこともできます。そこを Additionally にすると、ほとんど同じ意味のまま、2級らしい表現になります。

Additionally は長い単語ですが、1語です。要約問題は語数(2級は45語から55語が目安)で数えるので、長い単語を使っても語数は増えません。スペルミスなく書けるのであれば、難しい単語を使った方が評価は上がりやすくなります。

However は Nevertheless に言い換える

メリットからデメリットに移るところでは、But と書きたくなります。But でも構いません。

もうひとつ覚えておくと便利なのが Nevertheless です。本文の第3段落が However で始まっているとき、要約で同じ However を使うと、本文と同じ表現になります。そこを Nevertheless に言い換えます。意味はほとんど同じで、本文の丸写しを避けられます。

デメリットが見つからないときは、対義語と身近な例で考える

第3段落を読んでも、何が良くないのかがつかめないことがあります。原因は、鍵になる単語の意味を取り違えていることが多いです。

たとえば independent museum という言葉です。independent は文脈によって意味が変わりやすい単語で、「個人の」と捉えると話が見えなくなります。

こういうときは、その文章の中での対義語を探します。この文章では、政府が運営する public museum が反対側にありました。日本語で言えば国立や県立の博物館です。

さらに、身近な例に置き換えます。大学には国が作った国立大学と、個人が作った私立大学があります。independent museum は、大学で言えば私立の方です。「私立の博物館」と置き換えて読み直すと、入場料を下げたときに困るのは誰なのかが見えてきます。

英文は下書きに合わせて直す

当塾では、日本語の下書きができたら、先に書いていた英文を下書きの内容に合わせて調整してもらいます。授業の中では下書きまでを一緒に確認し、英文の調整は宿題にすることが多いです。

書き上げた要約は海外講師が添削します。実際の生徒の解答と添削の例は英検要約問題の対策|2級・準1級の英文要約例と海外講師の添削を公開で紹介しています。

まとめ

  • 2級の本文は、良いところ2つ・良くないところ2つが書かれていることが多い。まず数える
  • 下書きは Pros と Cons に分けて、日本語で1行ずつ
  • タイトルは「何をすることについての文章か」まで確認する
  • 2つ目も必ず要約に入れる
  • and の代わりに Additionally、However の言い換えに Nevertheless
  • デメリットが見つからないときは、対義語と身近な例で読み直す

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よくある質問

英検2級の要約問題は、どのように書けばよいですか?
「タイトルを見つける、日本語で下書きする、英語に直す」の流れで書き、本文のメリットとデメリットは、2つずつあれば2つとも要約に入れます。
オンライン英語塾クルードで扱ってきた英検2級の問題では、良いところが2つ、良くないところが2つ書かれています。書き終えたら「タイトル・メリット2つ・デメリット2つ」の5点が揃っているかを確認します。
英検2級の要約問題の本文は、どのような構成になっていますか?
多くの場合、第1段落がテーマ、第2段落がそのテーマの良いところ、第3段落が良くないところという構成です。
第3段落は However などの逆接で始まることがほとんどです。読むときには、良いところと良くないところがそれぞれ何個あるかを必ず数えます。
英検2級の要約問題は、何語で書きますか?
英検2級の要約問題は、45語から55語が目安です。
語数で数えるので、Additionally のような長い単語を使っても1語で、語数は増えません。スペルミスなく書けるのであれば、難しい単語を使った方が評価は上がりやすくなります。
英検2級の要約問題の下書きは、日本語と英語のどちらで書くのがよいですか?
日本語が書ける人は、日本語で書くことをおすすめします。
あとで英語にしたときに元の文章と違う表現に変えやすく、下書き自体がパラフレーズ(言い換え)の準備になるためです。本文を全部訳す必要はなく、タイトル、メリット2つ、デメリット2つをそれぞれ1行でコンパクトにまとめます。
英検2級の要約問題で、Additionally と Nevertheless はどのように使いますか?
Additionally は2つ目のメリットを足すときに and の代わりに使い、Nevertheless はデメリットに移るところで However の言い換えとして使います。
本文の第3段落が However で始まっているとき、要約で Nevertheless に言い換えると、意味はほとんど同じまま本文の丸写しを避けられます。
英検2級の要約問題で、タイトルを取り違えないためにはどうすればよいですか?
メリットとデメリットを拾う前に、「何をすることについての文章か」まで確認します。
例えば博物館の入場料についての文章で、議論されているのが「入場料を取ること」ではなく「入場料を下げること」だった例があります。何のメリットなのかがずれると、そのあとが全部ずれてしまいます。

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