英検S-CBTの録音型スピーキング対策|「もう一度聞く」は再録音ボタンだと考える

By 田中先生(クルード代表) 田中先生(クルード代表)
公開日: 2026年09月22日

英検S-CBTをはじめ、録音型のスピーキング試験が増えています。対面の面接とは違う「録音がいきなり始まる」戸惑いをどう乗り越えるか、準2級プラス・2級で差がつく問題構造とあわせて、当塾で始めた録音型スピーキングトレーニングの内容をもとに解説します。

英検S-CBT録音型スピーキングの対策|オンライン英語塾クルード講師ブログ

英検S-CBT、TOEFL、TOEICのスピーキングテストなど、面接官と向き合うのではなくコンピューターに向かって話し、録音で採点される試験が増えてきました。

当塾では2026年9月から、海外講師との通話型スピーキングに加えて、タブレットに向かって録音する録音型スピーキングトレーニングを授業に取り入れました。録音した音声は海外講師に送られ、英作文と同じように添削・フィードバックが返ってきます。

授業の中で生徒に伝えている録音型のコツを、この記事にまとめます。

録音型の一番の落とし穴は「いきなり始まる」こと

対面の面接では、面接官の様子を見ながら答え始めることができます。

録音型はそうではありません。質問の音声が終わった直後に録音が始まります。 準備ができていないうちに「もう始まってる!」と慌てて、空白の多い回答をそのまま提出してしまう。これが、当塾の録音型の練習で最も多く見られる失敗です。

当塾の録音型トレーニングは、あえて本番と同じように、音声のあとすぐ録音が始まる作りにしています。慌てる経験を練習でしておくためです。

「もう一度聞く」は再録音ボタンだと考える

録音型の試験には「もう一度聞く」というボタンがあります。文字通りに読めば質問をもう一度聞くためのボタンですが、私は生徒に**「これは録音をやり直すボタンだと思ってください」**と伝えています。

質問文は、実は1回で聞き取れるくらい聞きやすい音声であることが多いです。聞き取れないことより、録音のタイミングに慌てることの方が問題です。だから、

  1. 1回目は流れを確認するつもりで聞く(ファーストテイクは捨てる)
  2. 「もう一度聞く」で質問を聞き直し、2回目のテイクで落ち着いて録音する
  3. まだ良くできそうなら、もう一度やり直す

という使い方を、練習の段階ではおすすめしています。声優さんがファーストテイク、セカンドテイクと録り直す感覚です。

ただし、本番では同じようにはいきません。やり直せる回数は試験ごとに決まっていて、聞き直しを使うと採点に影響する場合があると案内されている試験もあります。受験する試験の公式案内と、画面に表示される注意書きを必ず確認してください。

ですから、本番でのこのボタンは「慌ててしまって、空白だらけの回答になりそうなとき」の保険です。練習でテイクを重ねる目的は、録音が始まるタイミングに体を慣らして、本番ではファーストテイクで落ち着いて答えられるようにすることにあります。当塾のトレーニングでは、慣れるまではやり直しの回数を多めに設定し、慣れてきたら本番に合わせて減らしていきます。

録音で気をつけたい3つのこと

  • 冒頭に空白を作らない。 録音が始まったらすぐに話し始めます。質問文を繰り返して言うだけでも、考える時間が確保できます。
  • 口をマイクに近づける。 採点の材料は録音された声だけです。表情や身ぶりでは補えないので、はっきり大きく吹き込みます。
  • 周りに負けない声で。 本番の会場では受験者が一斉に話し始めます。周りの声に気を取られず、自分の回答に集中してください。

準2級プラス・2級で差がつく問題構造

録音型のトレーニングを級別に用意する中で、生徒によく説明している構造上のポイントがあります。

パッセージの音読

20秒の黙読のあと、音読を録音します。ここは3級から2級まで共通です(準1級には音読がありません)。

パッセージについての質問

3級・準2級は、本文の1か所を見つければ答えられる問題が中心です。

準2級プラス・2級は少し違います。質問の答えになる文の中に by doing soin this way のように前の文を指す表現が入っていて、それが指す内容を1つ前の文から引っ張ってきてつなげる必要があります。1文だけを読み上げても答えとして不十分になる、パズルのような構造です。

3コマイラストのナレーション

準2級プラスと2級には、3コマのイラストを英語で説明するナレーションがあります。準1級では4コマのイラストのナレーションになるので、ここで慣れておくと後が楽になります。ポイントは3つです。

  • 過去形で時系列を揃える("The next morning" などの時間表現を必ず入れる)
  • 吹き出しのセリフをそのまま使う
  • 登場人物が想像している場面(「こうしたかったのに」)をうまく説明する

Yes / No で答える質問

Yes なら「もっと詳しく」、No なら「なぜそう思うか」を続ける2段階の構造です。No と答えると別の質問が続く問題もあるので、どちらで答えるかを戦略的に選ぶこともできます。

対面と録音、どちらで練習するか

英検の従来型は対面の面接、英検S-CBTは録音です。IELTSは対面、TOEFLは録音です。受験する方式に合わせて練習する形を選ぶのが基本です。

当塾では、海外講師との通話型スピーキングと録音型トレーニングのどちらも選べます。コンピューター受験を控えた生徒には録音型を、対面の面接を控えた生徒には通話型を、というように毎回の授業で調整しています。

英検S-CBTで実際に合格した生徒の体験談は、海外経験ほぼゼロの小3が英検2級(S-CBT)に合格|本人・保護者インタビューでご覧いただけます。対面の面接の流れは今すぐできる英検準2級完全対策講座【スピーキング面接編】で紹介しています。

まとめ

  • 録音型は「音声の直後に録音が始まる」ことに慣れるのが最優先
  • 「もう一度聞く」は再録音のボタンだと考え、練習ではファーストテイクを流れの確認に使う
  • 本番では回数制限と採点への影響を公式案内で確認し、ファーストテイクで答えられる状態を目指す
  • 冒頭の空白を作らない、口を近づける、周りに負けない声で
  • 準2級プラス・2級は、前の文から情報をつなげる質問と、過去形で揃えるナレーションがポイント

録音型スピーキングを体験授業で試せます

オンライン英語塾クルードでは、録音型スピーキングトレーニングと海外講師による添削を、無料体験授業(おひとりにつき3回まで無料)の中でお試しいただけます。

お子様に合ったコースは学年別英検対策コース一覧からご覧いただけます。

英検対策の無料体験授業のお申込み・学習相談|オンライン英語塾クルード

無料体験授業のお申込み・学習相談はこちら

この記事の著者田中先生(クルード代表)の指導を受けたい方はこちらから

無料体験授業をご希望の方はこちらからお申込みへ

この級の総合対策ガイド

この記事で紹介した対策を含め、学年別の勉強法全体は以下のガイドで解説しています。

英検対策・英会話の無料体験授業のご案内

英検対策・英会話の無料体験授業のお申込み|オンライン英語塾クルード

オンライン英語塾クルードでは、外国人講師×日本人講師のダブルティーチングによる英検対策・英会話の授業を、おひとりにつき3回まで無料で体験いただけます。

無料体験授業のお申込み・お問合せはこちら

学年別の英検対策コース一覧や、英検準1級・2級に合格した生徒の合格体験談もあわせてご覧ください。

無料体験授業に申し込む

✓ 体験3回まで無料 ✓ 当日キャンセル料なし ✓ タブレット貸出無料

お申込みから体験授業までの流れを見る

記事一覧