オンライン英会話だけで英検に受かる?級ごとの目安と、足りない部分の補い方

By Cloode Official
公開日: 2026年11月03日

オンライン英会話だけで英検に合格できるかは、受ける級によって変わります。5級・4級なら会話の練習と単語で届くこともありますが、3級以上では一次試験の単語・長文・英作文が壁になります。英会話で伸びる力と伸びにくい力を英検の採点の仕組みから整理し、級ごとの目安と、足りない部分をどう補うかを解説します。

外国人講師とのスピーキング練習|オンライン英会話だけで英検に受かるか

「オンライン英会話を続けているのですが、それだけで英検に受かりますか」というご質問をいただくことがあります。

答えは、受ける級によって変わります。

5級・4級なら、オンライン英会話に単語と過去問を足すことで合格を狙えます。一方で3級以上、特に準2級以上になると、一次試験の単語・長文・英作文が壁になりやすく、会話の練習だけでは届きにくくなります。

この記事では、オンライン英会話で伸びる力と伸びにくい力を、英検の採点の仕組みから整理します。

オンライン英会話で伸びる力

オンライン英会話を続けると、次の力が伸びます。

  • 英語で返事をする反射神経:聞かれたことに、すぐ英語で答えられるようになる
  • 英語を聞き取る耳:外国人講師の自然な速さの英語に慣れる
  • 話すことへの抵抗のなさ:知らない相手と英語で話しても固まらなくなる

これは英検の**二次試験(面接)**で大きな力になります。面接で言葉が止まってしまう原因の多くは、英語力そのものより「英語で話すことに慣れていない」ことだからです。

面接で文法を気にしすぎて止まってしまうお子様には、こちらの記事も参考になります。

スピーキングが上手な人ほど文法を気にしない|言葉が止まらなくなる3つのコツ

オンライン英会話だけでは伸びにくい力

一方で、自由会話のレッスンだけでは伸びにくい力もあります。

1)級に合った単語

会話では、知っている単語で言い換えれば通じます。これは会話の大事な技術ですが、英検の筆記試験ではその級の単語を知っているかが直接問われます。準2級・2級になると、日常会話ではあまり使わない単語も多く出題されます。

2)長文を時間内に読む力

英検の一次試験は、決まった時間の中で長文を読み、問題を解きます。話す練習では、読む速さと、どこを読めば答えが見つかるかの判断は鍛えにくい部分です。

英語の長文読解は「コスパの良い問題」から解く|スキミング・スキャニング・リーディングの使い分け

3)採点基準に沿った英作文

ここが一番大きな差になります。

会話では、伝わらなければ相手が聞き返してくれます。しかし英作文は、書いた英文だけで採点されます。英検の英作文では、問われたことに答えているか、理由を指定の数だけ書いているか、語数が足りているか、といった条件が見られます。

英会話が得意なお子様ほど、「話せるのに英作文で点が取れない」ということが起きます。話すときの英語と、条件を満たして書く英語は、別の練習が必要だからです。

英検は「書く力」が合否を大きく左右する

英作文がなぜそれほど大事なのかは、英検の採点の仕組みを見ると分かります。

英検のスコア(CSEスコア)は、技能ごとに同じ重みで計算されます。たとえば2級の一次試験では、リーディング・リスニング・ライティングがそれぞれ同じ満点です。リーディングは問題数が多いのに対して、ライティングは英作文と要約の2問だけです。

つまり、英作文と要約の2問が、リーディング全体と同じ重みを持つということです。オンライン英会話でリスニングが伸びても、ライティングで点が取れないと、一次試験の合格点には届きにくくなります。

さらに、英検は一次試験を通らないと二次試験(面接)に進めません。オンライン英会話で一番伸びるスピーキングを使う場面にたどり着く前に、一次試験の3技能を通る必要があるのです。

級ごとの目安

級 オンライン英会話だけで届くか 足すとよいもの
5級・4級 単語と過去問を足せば狙える 級の単語、過去問で形式に慣れる
3級 英作文とEメールの練習が必要 単語、英作文の添削
準2級・準2級プラス 会話だけでは難しい 単語、長文、英作文の添削(準2級はEメール、準2級プラスは要約も)
2級・準1級 会話だけでは難しい 単語、長文、英作文・要約の添削、時間配分

※ 目安です。帰国生やインターナショナルスクール生など、英語に触れる時間が長いお子様は、上の級でも会話の力で届くことがあります。

5級・4級は面接がなく、一次試験だけで合否が決まります。範囲も比較的狭いので、オンライン英会話で英語に慣れながら、単語帳と過去問で形式に慣れれば合格を狙えます。

3級からは英作文が採点に入り、二次試験(面接)も加わります。準2級以上では単語のレベルが上がり、長文も長くなるので、会話とは別に、一次試験のための学習時間が必要になります。

級ごとの英作文・要約の書き方は、対策記事にまとめています。

オンライン英会話で英検を目指すなら、足す3つ

まずは、今のオンライン英会話で取り組めている内容を確認し、次の3つのうち、足りていないものを補いましょう。

1)級に合った単語を毎日少しずつ

英検の級別の単語帳を1冊決めて、毎日少しずつ覚えます。会話で使える単語が増えると、オンライン英会話のレッスンもさらに楽しくなります。

英単語を「英語だけ」で覚える|類義語・対義語・語源・定義で頭の中を英語に切り替える

2)過去問で正答率と時間を確認する

過去問を解いて、技能ごとの正答率と、解き終わるまでの時間を確認します。どの技能が足りないかが分かれば、勉強の配分を決められます。

英検はいつ受ける?過去問で8割取れたら次の級へ(受験時期の決め方)

3)英作文は書いて、添削を受ける

英作文は、書いて終わりにしないことが大切です。採点基準に沿って誰かに見てもらい、何が減点されているかを知ることで、点数が上がっていきます。

そして、オンライン英会話のレッスンは、二次試験の模擬面接に使うと効果的です。英検の面接カードに近い教材を使えるサービスなら、音読やイラストの説明も練習できます。

英検 面接・スピーキング対策の記事一覧

学習計画や英作文の添削を任せたい場合は、オンライン英会話と英検対策塾の違い|英検合格が目的ならどちらを選ぶかも参考になります。ご家庭で見る範囲と講師に任せる範囲を考えるために、指導内容の違いや両方を使い分ける方法を整理しています。

まとめ

  • オンライン英会話で伸びるのは、主にスピーキングとリスニング
  • 級に合った単語、長文を時間内に読む力、採点基準に沿った英作文は、会話だけでは伸びにくい
  • 英検は3技能が同じ重みで採点されるので、問題数の少ない英作文が合否を大きく左右する
  • 5級・4級は、単語と過去問を足せばオンライン英会話でも狙える
  • 3級以上、特に準2級以上は、会話とは別に一次試験のための学習が必要

学年ごとの級の目安と勉強法は、学年別のガイドにまとめています。

足りない対策の補い方を、無料体験授業で相談できます

オンライン英語塾クルードでは、日本人講師が授業を進行し、スピーキングの時間に外国人講師とつなぐダブルティーチングで、英会話の練習と、単語・長文・英作文の添削を1回の授業の中で行っています。オンライン英会話を続けているお子様の、英作文や一次試験の対策だけのご相談も承ります。

授業内容と料金は学年別英検対策コース一覧からご確認いただけます。

無料体験授業(おひとりにつき3回まで無料)では、今のオンライン英会話で取り組んでいる内容や目標級・受験時期をもとに、どの対策を補うかをご相談いただけます。英会話の練習と一次試験対策を組み合わせた授業が、お子様に合うかもお確かめください。

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よくある質問

オンライン英会話だけで英検に合格できますか?
受ける級によります。
5級・4級は一次試験だけで合否が決まり、範囲も比較的狭いため、会話の練習に単語と過去問を足せば合格を狙えます。3級以上は英作文が採点され、準2級以上では単語・長文読解・英作文の比重がさらに大きくなるため、オンライン英会話だけで合格するのは難しくなります。
オンライン英会話を続けると、英検のどの技能が伸びますか?
主にスピーキングとリスニングです。
英語で返事をすることに慣れるので、二次試験(面接)で言葉が止まりにくくなり、緊張もしにくくなります。一方で、級に合った単語の暗記、長文を時間内に読む練習、採点基準に沿った英作文は、自由会話だけでは伸びにくい部分です。
英会話が得意なのに英検の英作文で点が取れないのはなぜですか?
話すときと書くときで、求められることが違うからです。
会話では相手が聞き返してくれますが、英作文は書いた英文だけで採点されます。英検の英作文では、問われたことに答えているか、理由を指定の数だけ書いているか、語数が足りているか、といった条件が見られます。この条件は、実際に書いて添削を受けないと身につきにくいです。
オンライン英会話で英検を目指す場合、何を足せばよいですか?
級に合った単語、過去問、英作文の添削の3つです。
単語は英検の級別の単語帳で毎日少しずつ覚え、過去問で正答率と解く時間を確認します。英作文は書いて終わりにせず、採点基準に沿って誰かに見てもらうことが大切です。オンライン英会話のレッスンは、二次試験の模擬面接に使うと効果的です。

この級の総合対策ガイド

この記事で紹介した対策を含め、学年別の勉強法全体は以下のガイドで解説しています。

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