英会話講師が選ぶ!英会話が学べる映画5選

By 嶋本先生 嶋本先生

楽しみながら学ぶ!映画がもたらす語学学習の秘訣とは?語学学習の効果を最大限引き出す映画の魅力と活用方法!リラックスしながら楽しみ、セリフになりきり、進化する自分を体験しよう

英会話が学べる映画5選|オンライン英会話・英語塾クルード

第5位 James and The Giant Peach「ジャイアント・ピーチ」(1996)

こんな方におすすめ(英会話初心者~)

両親を亡くしみじめな暮らしをしているイギリスの少年ジェームズが、魔法の桃に乗り込み仲間の虫たちと一緒に目指すはニューヨーク!とても夢のあるお話です。

小さいお子様にも、むかし子どもだった大人の方にもおすすめ。

見どころ

原作はロアルド・ダール著「おばけ桃の冒険」。

原作も素敵ですが、映画は実写とアニメーションの融合で、おばけ桃の世界が彩り豊かに描かれています。

意地悪なSpikerおばさんたちが最後にどうなったか、エンドロールの後までじっくりご覧ください。

クスッと笑える結末が待っていますよ。なお、同じ作者の「チョコレート工場の秘密」も「チャーリーとチョコレート工場」として映画化されています。そちらもおすすめ!

ここが英会話に役立つ!この英語表現に注目!

全編を通して、素敵な表現が散りばめられています。

たとえば、亡くなった両親がかけてくれた‘Look at it another way.(見方を変えてごらん)’。

この言葉は冒険途上で数々の困難を切りぬけるヒントとなります。

また、ジェームズがニューヨークの街に降りたった時のスピーチ’maybe it started that way. As a dream. Those buildings. These lights. This whole city. Somebody had to dream about it first.(最初は何だって誰かが夢見ることから始まったんだ)。‘

こちらも夢を持つことの大切さを教えてくれる感動的なメッセージです。

第4位The Princess Diaries「プリティ・プリンセス」(2001)

こんな方におすすめ(英会話中級~)

アメリカのさえない高校生ミア。ある日突然、自分がヨーロッパの小国の後継者だと知らされます。

そこから始まるプリンセス特訓。現代版My Fair Ladyともいえますが、主人公の描かれ方がやはり新しく、どなたにもお楽しみいただける映画です。

見どころ

地味な少女だったミアが、プリンセスとしての自分が持つ影響力を正しく活かすことにする、その決意の過程が楽しく描かれています。

ミアを見守る大人や友人たちも個性豊かで素敵です。サンフランシスコの風景や、主人公を演じるアン・ハサウェイの変身ぶりも楽しめますよ。

原作(タイトル同じ、Meg Cabot著)も、日記形式で読みやすくおすすめです(英検準2級程度)。

なお、原作は10巻まで続く大人気シリーズ、映画も第2弾があり、現在第3弾作成の計画もあるようです。

ここが英会話に役立つ!この英語表現に注目!

ミアに ‘Shut up!’ と言われて ‘I beg your pardon?’ と目をむく女王。

このように、カジュアルな日常会話英語と、女王陛下の上品な英語の違いに触れることができます。

また、ミアを導く運転手の言葉 ‘No one can quit being who they really are.(誰も本当の自分をやめることはできないのですよ。)や、父からミアへの手紙にある一節、'Courage is not absence of fear, but rather the judgement that something else is more important than fear.(勇気とは、恐れないことではなく、恐れよりも大切なことがあると判断できることだ。)’など、心に残る表現も満載です。

第3位High School Musical「ハイスクール・ミュージカル」(2006)

こんな方におすすめ(英会話中級~)

続編や劇場版映画もありますが、まずはオリジナル・ムービーのこちらからどうぞ。

アメリカの高校生の生活をのぞいてみたい方、またミュージカル初心者にもおすすめ。元気をもらえることまちがいなし!

見どころ

勉強一筋のガブリエラと、バスケットボール部のスター選手トロイ。二人の住む世界が歌を通して結びつき、周りの人たちも巻き込んで…。

自分が本当に好きなことは何かを見いだし、友人の好きなことも尊重することができるようになるという高校生の成長が描かれています。

「これぞアメリカの青春!」といった光景も数多く織り込まれ、躍動感あふれる歌とダンスのシーンももちろんたっぷり楽しめます。

ここが英会話に役立つ!この英語表現に注目!

最後のシーンで、ミュージカルをめぐるライバルがガブリエラに’Break a leg!’と声をかけます。

「足を折れ!?」一体どういう意味でしょう。気になる方は調べてみてくださいね。

高校生の会話なので、スピードが早い上に省略語も多く、難度は高めですが、’it’s cooler than homework.’ ‘Must be your lucky day.’ といった自然な会話表現に触れることができるのも注目ポイントです。

’I wouldn’t think ‘’impossible’’ was even in your vocabulary.’ ‘It’s cool coming here and being---whoever I wanna be.’など、勇気をもらえる表現もたくさん出てきます。

第2位My Fair Lady「マイ・フェア・レディ」(1964)

こんな方におすすめ(英会話初心者~)

使われている英語はゆっくり易しく、正しい文法に沿ったものが多いので、英会話初心者から上級者まで、どなたにもお楽しみいただけます。

一緒に「正しいイギリス英語」の世界に浸ってみませんか。

見どころ

20世紀初頭を再現した豪華な衣装やセットに素晴らしい楽曲の数々、と見どころは尽きませんが、何といってもオードリー・ヘップバーンの美しさは永遠です。

また、後に「シャーロック・ホームズ」シリーズで「史上最高のホームズ役」と称されるジェレミー・ブレットが、主人公に恋する好青年役で出演していることも豆知識。

彼が歌う(吹き替えなのですが)’On the Street Where You Live’は私の大好きな曲です。

ここが英会話に役立つ!この英語表現に注目!

階級によって発音やアクセントが異なるイギリス。

ひどい下町なまりの花売り娘を素敵な淑女に変身させることはできるのか、という挑戦がテーマのこの映画には、正しい英語習得のための特訓シーンが盛り込まれています。

たとえば’The rain in Spain stays mainly in the plain.’ ‘How kind of you to let me come.’といったフレーズを歌に乗せて主人公が練習しますが、これはシャドーイングにぴったり!また ‘I could have danced(仮定法)’、’on the street where you live(関係副詞)‘など、学校で学ぶ文法がそのまま使われているのも嬉しいポイント。

第1位Wonder「ワンダー君は太陽」(2017)

こんな方におすすめ(英会話初心者~)

10才の少年の学校生活が描かれているので、子ども達の学校や家庭での会話が中心です。

同年代のお子様はもちろん、中高生や大人の方にもぜひご覧いただきたい感動必至の映画です。主人公の母親役はジュリア・ロバーツ。

見どころ

特別な顔を持って生まれたオギー。初めての学校生活には様々な困難が待ち受けていました。

それらを通してオギーが、そして周りの子どもや大人たちがどのように変わっていくかを描く一年間の物語です。

それぞれの心の軌跡が見どころ。原作(タイトル同じ、R.J.Palacio著)(英検準2級程度)はアメリカの中学生必読の書となっています。

厚い本ですが、数ページずつに区切られているので大変読み易いです。ぜひぜひ皆さんにもお読みいただきたいです!

ここが英会話に役立つ!この英語表現に注目!

ブラウン先生は毎月一つ格言を掲げます。

オギーの登校初日の格言はこちらです。When given the choice between being right or being kind.(正しいことか親切であることか、どちらかを選べと言われたら?)---皆さんはどちらを選びますか。

ブラウン先生の答えは映画の中で。

また、お母さんがオギーに言う台詞’You are a wonder.’ それから、ラストシーンのオギーの心の声’ We all deserve standing ovations at least once in our lives.’これらは世界中の全ての人に捧げたい言葉です。

まとめ

語学学習の効果は、どのようなときに上がるのでしょう。

それは、リラックスして楽しい気持ちで取り組んでいるときです。

そのため、楽しくその世界に入ることができる映画は、学習ツールとして大変適していますね。

まずは日本語字幕つきで見る、次に英語字幕で見る、最後に字幕なしで見る、登場人物になりきってセリフを言ってみる---時間はかかりますが、力は着実につきます。

好きな場面だけ選んで挑戦してみるのも良いですね。

また、昔のミュージカル映画はスラングが少なく、基本の文法に忠実な表現が多く使われています。

音楽に乗せたフレーズは定着しやすいという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

「サウンド・オブ・ミュージック」や「ウエストサイドストーリー」などもおすすめです。

ぜひお気に入りの映画を見つけて、学習に最大限活用してゆきましょう!

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