新しい英検にリニューアル。新形式・新方式の英検対策で完全対応。当校独自の勉強方法と攻略のコツ。
By クルード公式2024年5月より始まる英検のリニューアル新方式への対策について当校での取り組みをご案内。英作文新形式の英文要約やEメール問題に完全対応した対策・勉強方法を掲載します。
目次
日本英語検定協会より来年2024年5,6月の第1回英検より英検の問題内容と試験時間が変更されることが7月6日付にて発表されました。
今後の当校の対応予定につきましてご案内差し上げます。
英検準2級、英検3級をご受験予定の方へ
【重要な変更点】新しい英検準2級、英検3級は英作文が増える
英検準2級、英検3級では英作文パートにEメール英作文問題が追加されます。(従来の意見を述べるエッセイ形式の英作文はそのまま残ります。)
そのため、英作文が合計2題となります。
【制限時間】新しい英検準2級、英検3級は制限時間が延長されます
英検準2級の1次試験では一部語彙及び長文問題数が減少し、試験時間が従来の75分から80分に延長されます。
英検3級の1次試験では、試験時間が従来の50分から65分に延長されます。
【変更のメリット】英作文のスコアが安定します
従来は英作文1題のみでリーディング、リスニング全問と同じスコアがついていたため、「出題文に難しい単語があり意図が読めない」「相性の悪い分野の問題が出題されてしまった」などのケースで大きくスコアがブレることがございました。
英作文問題が2問になることにより、スコアの安定化が図れるようになることが期待されます。
【今後の対策】高校受験対策のノウハウを活用します
当校では高校受験用の対策として、Eメール英作文のトレーニングを行ってまいりました。
今後こちらのトレーニングに磨きをかけ、英検に対応できるよう調整を進めて参ります。
【2024年1月29日追記】Eメール問題は疑問詞攻略が鍵。当校の対策をご案内します。
英検3級のEメール問題では質問に答える力が試される
3級では問題文のメール内容に2つの質問あり、それらに答える形で返答メールを書き上げる必要があります。3級Eメール参考問題
そのため、「5W1H(What, When, Where, Who, Why, How)の疑問詞による質問文」に文法的に正しい返答を書く力を伸ばしていきます。
英検準2級のEメール問題では英語で質問する力が試される
準2級では問題文のメール内容について、2つも質問を作成して返答メールを書きます。準2級Eメール参考問題
当校の準2級の対策としては「5W1H(What, When, Where, Who, Why, How)の疑問詞による質問文」を正しい文法で英作文する力を伸ばしていきます。
また海外講師とのスピーキングで海外講師に疑問詞で質問するトレーニングを実施することで、質問英文作成の瞬発力を上げます。
3級準2級ともに実戦形式での模擬問題は全て海外講師が添削します
従来の自由記述のエッセイ問題に加えて、新設のEメール問題も実戦形式の模擬問題に取り組んで頂き、書き上げて頂いた英文はすべて海外講師の添削を行います。
赤ペンで修正したほうが良い箇所や修正案が届くほか、英文作成のコツなどのコメントにより、英文作成能力を向上させるフィードバックを受けることができます。
英検1級、準1級、2級をご受験予定の方へ
【重要な変更点】新しい英検1級、準1級、2級に「英文要約」問題が追加
英検1級、準1級、2級では英作文に英文要約問題が追加されます。(従来の意見を述べるエッセイ形式の英作文はそのまま残ります。)
そのため、英作文が合計2題となります。
リーディング問題(語彙・長文読解)数が減少し、試験時間に変更はありません。
【変更のメリット】英検対策することで国立大学受験に有利になります
従来は英作文1題のみでリーディング、リスニング全問と同じスコアがついていたため、「出題文に難しい単語があり意図が読めない」「相性の悪い分野の問題が出題されてしまった」などのケースで大きくスコアがブレることがございました。
英作文問題が2問になることにより、スコアの安定化が図れるようになることが期待されます。
また今回追加される要約問題は難関国立大学(東京大学、京都大学など)の2次試験で頻出となっていることから、今後英検対策を進めることで大学受験の対策を前倒して進めることができるようになります。
【英検準1級スピーキングの変更点】英検準1級のスピーキングテストに話題導入文が追加
英検準1級のスピーキングテストNo. 4(最後の質問)に話題導入文が追加されます。
例)追加される話題導入文→The wealth gap between rich countries and poor countries often becomes a topic for discussion.(裕福な国と貧しい国との貧富の差はしばしば議論の的になります。)
質問文→Should rich countries do more to help poor countries develop?(裕福な国は貧しい国の発展を今よりももっと協力すべきでしょうか?)
従来の出題では、質問の裏側の意図を読むことが、特に年少者の受験生にとって難しい面がありました。
今回の導入文追加により、答えの方針に一定の方向性を持たせやすくなるメリットがあります。
一方で、意図に反して自分の考えを入れる余地が少なくなることにより、これまでよりもさらに高いレベルの前提知識(例題では貧富の格差がどのような社会問題を起こすのか?といった点への自身の考えを予め持っていること)が必要になると感じております。
【今後の対策】難関国立大学受験対策のノウハウを活用します
当校では国立難関大学受験者向けの対策として、英文要約のトレーニングを行ってまいりました。
今後こちらのトレーニングに磨きをかけ、英検に対応できるよう調整を進めて参ります。
【2024年1月29日追記】独自の要約トレーニングを確立。【速読で主題を見つけ⇒重要箇所を抜き出し⇒海外講師の添削】3ステップで完璧な英文要約を実現。
当校の英文要約の指導では、次のステップにて英文要約の指導を行います。
Step1. 文章の速読(スキミング)により主題を見つける
英文の短時間での速読(縦読み・スキミング)により文章の主題(Thesis statement:文章全体を通じて最も重要な主張)を探すトレーニングを行います。英文要約では文中から主題を見つけそれを軸として要約を進めるためとても重要です。
Step2. 各段落の論理構成を整理し注目すべき文を見つける
段落(パラグラフ)の論理構成を整理するトレーニングを実施します。論理構成を整理する事により「主題⇒例1⇒例2」「主題⇒主題に対するメリット⇒主題に対するデメリット」といった文章の流れを掴みやすくします。
文章の論理構成を元に各パラグラフから重要な箇所・注目すべき文(トピックセンテンス)を見つけます。
Step3. 各パラグラフごとの重要文・注目すべき個所を言い換えて、自然な要約文を作成
英文要約では、本文から文をそのまま抜き出してつなげようとすると、不自然な文章となってしまいます。質の高い要約を作成するためには、文の言い換えを行い、自然な英文に仕上げることが重要です。
当校では言い換え(パラフレーズ)のトレーニングを次の2種類の方法で行います。
言い換えトレーニングその1. 同じ意味になるように英文を言い換える文法トレーニング
(例) He is taller than any other students in the class. ⇒ He is the tallest student in the class.
彼はクラスの他のどの生徒よりも背が高い ⇒ 彼はクラスで最も背が高い生徒だ。
言い換えトレーニングその2. 具体的な表現を抽象化するトレーニング
(例) The researcher found dolphins, whales, and sharks near the shore. ⇒ The researcher found marine creatures near the shore.
dolphins, whales, and sharks(イルカ、クジラ、サメなど)をmarine creature(海洋生物)という抽象名詞に置き換える
完成した文を海外講師が添削
最終的に海外講師の添削により自然な文の流れで文法的に正しい表現となる完璧なレベルの英文を目指します。
【2024年5月8日追記】こちらの記事で海外講師による英文要約の添削を公開しました。
まとめ
今回の英検の変更により、従来通りの学習に加えてさらなる課題が追加されます。
英検受験を目指されていらっしゃる生徒様にさらに高い英語力を身につけて頂けるよう、
今まで以上に英語学習を楽しんで頂けるよう対応を進めて参りたいと考えております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
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