今すぐできる英検4級完全対策講座【リスニング編】

By Cloode Official

英検4級の過去問の傾向から今すぐ実践できる英検リスニング対策をご紹介。高難度の問題の解き方など英検4級に合格するための勉強方法・リスニングのコツを公開します。

今すぐできる英検4級完全対策講座【リスニング編】|オンライン英会話・英語塾クルード

英検4級のリスニング問題の対策方法をお伝えします。

英検4級のリスニング問題は3つのパートに分かれており、第1部でイラスト付きの会話文問題が10問、選択肢付き会話文問題が10問、選択肢付きスピーチ・アナウンス問題が10問で合計30問が出題されます。

それぞれに対策方法が存在するので、1つ1つ確認していきましょう。

第1部イラスト付きの会話文問題の対策

まず初めにイラストに関する問題の対策方法です。

この問題では文章が2回読まれ、最後の文章に続く答えを選ぶ形式になっています。

イラストから会話文を予想する

まず絵を見てどんな会話がなされているかを想定しながな問題を聞きましょう。

イラスト内にある人の特徴や、物を確認しながらリスニング音声を聞いて、後に続く文を予想しながら聞くことができれば高得点が期待できます。

会話の最後の文に注意して聞く

また、2回文章が読まれるので、1度目で最後の文章が疑問で終わるのか、会話の肯定文で終わるのかを確認しましょう。

そこで確認できたら、2回目ではその答えを探しながら聞いてみましょう。

時制(現在形、過去形、未来形)で答えがわかる

次にこのパートや他のパートで重要になるのが、時制についてです。リスニングでは音声が伝えている時制と選択肢の時制が異なることがあります。

音声の最後の問題文にも注目し、過去のことが聞きたいのか、未来のこと、もしくは現在のことが聞かれているのかを把握しましょう。

例) 2020年第2回実用英語技能検定4級 第1部No.8
A: I made some toast for breakfast.
B: Thanks, Mom.
A: Do you want butter on it?

選択肢
1. I had eggs.
2. Just a little.
3. There was some.

この問題では、最後のAさんの質問が現在形であることがわかります。

選択肢を見てみると、1と3は過去形で答えているため、正解にはならない可能性が高いことがわかります。

このように時制に注意することで選択肢を減らし正答率を上げることがスコアアップのコツです。

第2部選択肢付き会話文問題の対策

次に第2部の対策についてです。

ここでは、短い対話文が読み上げられ、その内容に関する質問文が放送されます。

4つの選択肢が問題用紙に掲載されていますので、会話文の内容に合うように最後の質問の答えとしてふさわしいものを選ぶことができれば正解です。

選択肢を先読みして正答率アップ

まず1つ目の対策としてあげられるのは、音声が読み上げられる前に選択肢を読んでおくということです。

音声が読み上げられる前に選択肢に目を通し、何が主語なのか、どういった動詞が使われているかを確認することで、音声を聴きながら答えを導き出すことが可能になります。

特に4級では音声が2回読み上げられるため、1度目の放送で答えを出すことができれば、次の音声で答えを確認できたり、次の問題の選択肢を確認する時間に当てることができます。

第3部選択肢付きスピーチ・アナウンス問題

最後は第3部選択肢付きスピーチ・アナウンス問題についてです。

第3部では短い文章が読み上げられ、その内容に関する質問文が放送されます。

4つの選択肢が問題用紙に掲載されていますので、本文の内容に合うように最後の質問の答えとしてふさわしいものを選ぶことができれば正解です。

キーワードの関連付けで高難度の問題を攻略

このパートでは、難易度が高い問題の場合、選択肢にある単語が全て音声のなかで読みあがられることがあります。

例) 2021年第1回実用英語技能検定4級 第3部No.29
It was my 10th birthday yesterday. My parents gave me four puzzles. I did one this morning. I’ll try to do two more puzzles tonight.
Question: How many puzzles did the girl get for her birthday?
①One
②Two
③Four
④Ten

この問題の場合、4つの数字がキーワードとなり、それぞれが何を意味しているのかを把握することができれば正解を導くことが出来ます。

10th -> birthday (私の誕生日)
four -> puzzles (両親がくれたパズルの数)
one -> did ~ this morning (今朝遊んだパズルの数)
two -> do ~ tonight (今夜取り組むパズルの数)

上記のように各数字が表す意味を把握し、質問文の「女の子は誕生日に何個のパズルをもらいましたか?」という質問を聞くと、正解が「four(4)」であることがわかります。

英検4級リスニングでは、音声が2回放送されますので、1回目で質問文の内容を確認し、2回目で質問内容に関するキーワードを探しながら聞くことでさらに正答率を上げることが出来ます。

まとめ

英検4級のリスニング問題は5級よりも問題数が増え、リスニングの時間も長くなります。

そのため、最後まで集中力を持続できるよう過去問で練習し、集中力を鍛えておくことで本番でのスコアアップが期待できます。

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