中学生の英検二次試験(面接)対策|3級・準2級・準2級プラス・2級で何が変わるか、オンラインでの練習方法

By Cloode Official
公開日: 2026年10月18日

英検の二次試験(面接)は、3級・準2級・準2級プラス・2級で出題の形が変わります。中学生が初めての面接でつまずきやすいところを級ごとに整理し、音読・イラスト問題・意見を答える質問の対策と、海外講師との通話型・録音型でのオンライン練習の進め方を解説します。

中学生の英検二次試験(面接)対策|オンライン英語塾クルード

英検は3級から、一次試験に合格すると二次試験(面接)があります。英検S-CBTで受ける場合は、同じ日にスピーキングを録音型で受けます。

中学生にとって、英語で質問されて英語で答える経験は、学校の授業の中だけではなかなか積めません。一次試験に合格したのに、面接で何を聞かれるのかが分からないまま本番を迎える生徒も多くいます。

この記事では、3級・準2級・準2級プラス・2級で面接がどう変わるのかを整理し、中学生がつまずきやすいところと、オンラインでの練習の進め方を解説します。

二次試験の流れは3級から2級まで共通

級が変わっても、面接の流れは同じです。

  1. 入室して挨拶をし、名前と受験する級を確認される
  2. 問題カードを受け取り、パッセージを20秒間黙読する
  3. パッセージを音読する
  4. パッセージについての質問に答える
  5. イラストについての質問に答える
  6. 受験者自身のことや意見を聞かれる質問に答える

二次試験の合否は、一次試験とは別に判定されます。一次試験でリスニングが得意だった生徒でも、面接では「聞き取れたのに答えが出てこない」ことが起きます。聞く力と話す力は別の練習が必要です。

級ごとに変わるところ

3級:絵の状況と「これからすること」を答える

3級の面接は、音読のあと、パッセージについての質問が1問、イラストについての質問が2問、受験者自身についての質問が2問です。

イラストの問題は、絵の中で起きていることを説明する問題と、人物がこれから何をするかを答える問題です。質問の時制をよく聞き、その時制を使った文で答えることが大切です。

受験者自身についての質問は、好きなことや日々の活動など、身近な話題です。疑問詞が使われている質問には、聞かれたことに合った答えを1文で返します。

3級の面接の各問題の対策は英検3級のスピーキング面接対策で解説しています。

準2級:複数の人物を1人ずつ説明し、意見には理由を足す

準2級では、パッセージが長くなり、イラストの問題が変わります。

イラストAでは、絵の中にいる複数の人物が何をしているかを現在進行形で1人ずつ説明します。同じような人物が2人いるときは、どちらの話なのかが伝わるように言い分けます。

イラストBでは、絵の状況に加えて、その人がしたかったことまで説明します。「〜したかったが、〜できなかった」という形で答えます。

受験者自身の意見を答える質問は、Yes / No で終わらせず、理由を続けます。

イラスト問題の言い分け方と、Yes / No のあとの続け方は英検準2級面接のイラスト問題で詳しく解説しています。音読から意見の質問までの全体の対策は英検準2級のスピーキング面接対策にまとめています。

準2級プラス・2級:前の文とつなげる質問と、3コマのナレーション

準2級プラスと2級は、同じ形式です。準2級から大きく変わるところが2つあります。

1つ目は、パッセージについての質問です。答えになる文の中に by doing so や in this way のように前の文を指す表現が入っていて、それが指す内容を1つ前の文から引っ張ってきてつなげる必要があります。1文だけを読み上げても、答えとして不十分になります。

2つ目は、3コマのイラストのナレーションです。準2級の「1枚の絵の人物を1人ずつ説明する」形式から、3コマの流れを順に説明する形式に変わります。過去形で時系列を揃え、「The next morning」のような時間表現を必ず入れます。

そのあと、自分の意見を答える質問が2つあります。1文目は言えても、2文目が続かないという悩みが多いところです。

問題構造の詳しい解説は英検S-CBTの録音型スピーキング対策にあります。2文目の続け方は英検2級のスピーキングは and を卒業するで解説しています。

2級を目指す中学生には、問題が分かりやすい準2級プラスで形式に慣れてから2級に進む進め方をおすすめすることがあります。

中学生がつまずきやすい3つのところ

1. 音読で止まる

学校の授業では、教科書の音読はあっても、初めて見る英文をその場で読み上げる機会はほとんどありません。知らない単語で止まってしまうと、そのあとの質問にも影響します。

対策は、英検のリスニング過去問の音源と原稿(スクリプト)を使った音読です。音源を聞いて、原稿を見ながら、声に出して読みます。初めて見る単語は、フォニックスでスペルから発音を推測します。

音読の練習方法は音読は声優になったつもりでにまとめています。

2. イラストの単語が出てこない

「じょうろ」「はしご」のように、絵の中のものを英語で何と言うかが分からず、黙ってしまう生徒は多くいます。

黙り込むより、言える単語に置き換えて説明します。「花に水をあげている」「上に登ろうとしている」のように、自分が言える表現で同じ場面を伝えれば、答えとして成り立ちます。

3. 意見のあとが続かない

Yes / No は言えても、そのあとの理由が出てこない。あるいは、1文言ったあとに沈黙してしまう。

当塾では、理由のあとに「特に」「例えば」「その結果」のどれかで1文足す練習をします。何を言おうかと白紙から考えるのではなく、3つの道筋から選ぶだけにしておくと、本番で言葉が出やすくなります。

話している最中に文法を気にしすぎると、かえって言葉が止まります。文法の間違いより、伝わる答えを優先する考え方はスピーキングが上手な人ほど文法を気にしないで説明しています。

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高校受験のスピーキングテストにもつながる

東京都立高校の入試では、中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)の結果が活用されます。ESAT-Jはタブレットに解答を録音する形式で、面接委員と対面で話す英検の二次試験とは形式が異なります。それでも、英検の面接で「英語で聞かれて英語で答える」経験を積んでおくと、こうした話す力を測る試験の練習にもつながります。

英検の級が入試でどう扱われるかは、学校や入試制度によって異なります。志望校の募集要項で確認してください。

面接で見られている2つのこと、準備できる質問と準備しにくい質問の練習の分け方は面接で見られているのは2種類で解説しています。

オンラインでの練習の進め方

通話型:海外講師との模擬面接

オンライン英語塾クルードでは、海外講師との通話型のレッスンで、面接官役の講師を相手に本番と同じ流れで練習します。音読、質問、イラストの説明、意見の質問を一通り行い、答えられなかったところを日本語で振り返ります。

生徒の多くは、1回目は緊張して言葉が出ません。2回目、3回目と回数を重ねると、「聞かれることが分かっている」状態になり、緊張していても答えられるようになります。

録音型:英検S-CBTに向けた練習

英検S-CBTで受ける場合は、パソコンに向かって答えを録音します。質問が終わるとすぐに録音が始まるため、対面とは違う慣れが必要です。

録音型のトレーニングでは、自分の答えを録音し、講師の添削を受けます。録音を聞き返すと、自分では気づかなかった言い直しや沈黙が分かります。

家庭でできること

  • リスニング過去問の音源と原稿で、毎日1本音読する
  • 問題カードの黙読は20秒と決めて、時間を計る
  • 保護者が質問文を読み上げる役になり、英語で答える練習をする(答えの正しさは、講師との練習で確認する)

準1級の面接は、3コマが4コマのナレーションに変わります。準1級を目指す場合の対策は英検準1級の4コマナレーションは「とほほ」で終わるにまとめています。

まとめ

  • 二次試験の流れは3級から2級まで共通で、音読、パッセージの質問、イラストの質問、受験者自身への質問の順に進む
  • 3級は絵の状況と「これからすること」、準2級は複数の人物を1人ずつ現在進行形で説明し、「したかったこと」まで答える
  • 準2級プラス・2級は、前の文を指す表現を含む質問と、3コマのナレーションが加わる
  • 中学生がつまずきやすいのは、音読、イラストの単語、意見のあとの2文目
  • 練習は一次試験と並行して音読から始め、通話型と録音型を使い分ける

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よくある質問

英検の二次試験(面接)は何級からありますか?
面接形式の二次試験があるのは3級からです。
4級・5級は一次試験だけで合否が決まり、スピーキングテストは任意で、合否には関係ありません。3級以上は一次試験に合格した人が二次試験を受け、二次試験の合否は一次試験とは別に判定されます。
英検3級と準2級の面接では何が違いますか?
音読するパッセージが長くなり、イラストの問題が「状況を説明する」から「複数の人物の動作を1人ずつ説明する」に変わります。
3級のイラスト問題は、絵の状況と、人物がこれからすることを答えます。準2級は、イラストAで複数の人物が何をしているかを現在進行形で説明し、イラストBでは状況に加えて「その人がしたかったこと」まで説明します。受験者自身の意見を答える質問も、準2級では Yes / No のあとに理由を続ける答え方が求められます。
英検準2級プラス・2級の面接で難しいのはどこですか?
パッセージについての質問と、3コマのイラストのナレーションです。
準2級プラス・2級では、質問の答えになる文の中に by doing so や in this way のように前の文を指す表現が入っていて、その内容を1つ前の文から引っ張ってきてつなげる必要があります。3コマのイラストは、過去形で時系列を揃え、「The next morning」のような時間表現を入れて順に説明します。
面接でイラストの単語が出てこないときはどうすればよいですか?
黙り込まずに、言える単語に置き換えて説明します。
例えば「じょうろで水をやっている」が言えなければ、「花に水をあげている」のように、自分が言える表現で同じ場面を伝えます。当塾の面接練習では、単語が出ないときの言い換えを、講師と一緒に何度も試します。
英検の二次試験の練習はいつから始めればよいですか?
一次試験の勉強と並行して、音読から始めることをおすすめします。
従来型の英検では、一次試験から二次試験までは1か月ほどです。一次試験の合格発表を待ってから始めると、練習できる期間が短くなります。リスニングの過去問の音源を使った音読は、一次試験の対策にもなるので、早めに始めて損はありません。
英検S-CBTのスピーキングは対面の面接と何が違いますか?
面接官の代わりに、パソコンの画面と音声に向かって答えを録音します。
出題の内容は対面の面接と同じですが、質問が終わるとすぐに録音が始まるため、心の準備ができていないと慌てやすい形式です。オンライン英語塾クルードでは、対面を想定した海外講師との通話型の練習と、録音して添削を受ける録音型のトレーニングの両方を用意しています。

この級の総合対策ガイド

この記事で紹介した対策を含め、学年別の勉強法全体は以下のガイドで解説しています。

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