英語初心者だった小学生の双子が、マレーシア留学を通して英語力を伸ばした体験談。なぜ「ネイティブ環境」ではなく「第二言語環境」を選んだのか、留学初期の苦労や教育文化の違いについて詳しく伺いました。
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「英語がほとんど話せない状態で、海外留学は可能なのか?」
これは、親子留学や小学生留学を考えるご家庭にとって、大きな不安の一つです。
「第二言語話者は、最初の5分が一番難しい」
そう語ってくださったのは、今回インタビューした双子の保護者の方です。
今回お話を伺ったご家庭では、英語初心者だった小学生の双子が小学3年生でマレーシア留学を経験し、その後、小学6年生で英検2級にも合格しました。
しかし、最初からうまくいったわけではなかったそうです。
留学初期は「帰りたい」と泣いてしまう日もあり、食文化や授業についていくことにも苦労とお聞きしました。
その中で、なぜマレーシアを選んだのか。 なぜ「ネイティブ環境」ではなく「第二言語話者環境」を重視したのか。
今回は、留学初期のリアルな体験や、マレーシアで感じた教育文化の違いについて、実際に留学されたお母様(以下母)と生徒様(以下生徒)に詳しく伺いました。

この記事で分かること
- 英語初心者でも小学生留学できた理由
- マレーシアの「第二言語環境」を選んだ理由
- 留学初期に苦労したこと
- スポーツが英語力につながった理由
- マレーシアで感じた教育文化の違い
留学初期は「帰りたい」の連続
― マレーシア留学の最初の頃のご様子をお聞かせください。
母: 最初の3週間は、泣いて帰りたがっていました。
「いつでも辞めていいよ。でもあと2ヶ月だけやってみよう」と伝えました。
そうしたら、だんだん(英語が)分かるようになってきて、3ヶ月目くらいには楽しくなり、学校生活にも慣れていきました。
食文化の違いに苦労した留学初期
― マレーシアで一番衝撃だったことは何でしたか?
生徒: 食事です。全部辛かったです。
スパゲッティにも最初からタバスコがかかっていて、クラブサンドにも唐辛子が入っていました。
― 学校の給食もですか?
生徒: はい。ほとんど食べられませんでした。
気温が高い国なので、お弁当も禁止だったんです。
だから、カップケーキみたいなサイドメニューでしのいでいました。
スポーツが友達作りと英語力につながった
― 学校の勉強では、何が一番大変でしたか?
生徒: **ライティング(英作文)**です。
「書いてください」って言われても、英語で書けないのでテンパりました。
― どうやって乗り越えましたか?
生徒: 最初の1〜2ヶ月は、普通にスポーツをやって友達になりました。
毎日一緒に運動しているうちに、自然と友達になって、そこから英語も覚えて、ライティングもできるようになっていきました。
「ネイティブ環境」ではなく「第二言語環境」
― 欧米圏ではなく、マレーシアを選ばれた理由は何だったのでしょうか?
母: 我が家の場合は、最初からネイティブ中心の環境に入るより、第二言語話者同士で積極的に話せる経験を重視しました。
― 実際に留学して良かった点はありますか?
母: 学校の授業でわからないことがあると、インド人、マレーシア人、香港、アラブ系の同級生、みんなが一生懸命説明してくれるんです。
結果として、コミュニケーション能力はかなり上がったと思います。
第二言語話者は「最初の5分」が一番難しい
母: 私も夫も、仕事や日常会話レベルでは英語を使えます。
でも、ネイティブのように自然に話せるわけではありません。
第二言語話者って、しゃべり出しの最初の5分が一番苦手なんです。
だから、英語のキャッチボールを続ける練習が大事だと思っていました。
マレーシアで感じた教育文化の違い
― 日本とマレーシアの教育ではどのような違いがありましたか?
母: 一番大きかったのは、「何のために勉強するのか」という考え方です。
日本はテストの点数中心になりがちですが、マレーシアでは「勉強すると将来の選択肢が広がる」という考え方でした。
また、年齢や一律の進度より、「できたかどうか」を重視している文化でした。
― 授業内容で違いはありましたか?
母: プレゼンや要約が非常に多かったです。
「先生の話を要約して、知らない人に分かりやすく説明する」訓練が全教科にありました。
こうした「要約して伝える」授業が、英検2級の英作文や英検対策にもつながったと感じています。
編集後記
今回のインタビューでは、「英語力」だけではなく、教育観そのものについて多くの学びがありました。
特に印象的だったのは、
- 最初からネイティブ環境を求めない
- 第二言語話者同士で話す経験を重視する
- スポーツでコミュニティに入る
- 長期的に英語力を育てる
という考え方です。
英語初心者の段階では、 「完璧な英語」よりも、 まずコミュニケーションを続ける経験が大切なのかもしれません。
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