英語初心者の小学生でも海外留学できる?|マレーシアの「第二言語環境」が合っていた理由

インタビュアー: 田中先生(クルード代表) 田中先生(クルード代表)
受講コース: 帰国子女・インターナショナルスクール生コース
公開日: 2026年06月08日

英語初心者だった小学生の双子が、マレーシア留学を通して英語力を伸ばした体験談。なぜ「ネイティブ環境」ではなく「第二言語環境」を選んだのか、留学初期の苦労や教育文化の違いについて詳しく伺いました。

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「英語がほとんど話せない状態で、海外留学は可能なのか?」

これは、親子留学や小学生留学を考えるご家庭にとって、大きな不安の一つです。

第二言語話者は、最初の5分が一番難しい

そう語ってくださったのは、今回インタビューした双子の保護者の方です。

今回お話を伺ったご家庭では、英語初心者だった小学生の双子が小学3年生でマレーシア留学を経験し、その後、小学6年生で英検2級にも合格しました。

しかし、最初からうまくいったわけではなかったそうです。

留学初期は「帰りたい」と泣いてしまう日もあり、食文化や授業についていくことにも苦労とお聞きしました。

その中で、なぜマレーシアを選んだのか。 なぜ「ネイティブ環境」ではなく「第二言語話者環境」を重視したのか。

今回は、留学初期のリアルな体験や、マレーシアで感じた教育文化の違いについて、実際に留学されたお母様(以下母)と生徒様(以下生徒)に詳しく伺いました。

マレーシア留学で英検2級に合格した双子のインターナショナルスクールでの活動の様子

この記事で分かること

  • 英語初心者でも小学生留学できた理由
  • マレーシアの「第二言語環境」を選んだ理由
  • 留学初期に苦労したこと
  • スポーツが英語力につながった理由
  • マレーシアで感じた教育文化の違い

留学初期は「帰りたい」の連続

― マレーシア留学の最初の頃のご様子をお聞かせください。

母: 最初の3週間は、泣いて帰りたがっていました。

いつでも辞めていいよ。でもあと2ヶ月だけやってみよう」と伝えました。

そうしたら、だんだん(英語が)分かるようになってきて、3ヶ月目くらいには楽しくなり、学校生活にも慣れていきました

食文化の違いに苦労した留学初期

マレーシアで一番衝撃だったことは何でしたか?

生徒: 食事です。全部辛かったです。

スパゲッティにも最初からタバスコがかかっていて、クラブサンドにも唐辛子が入っていました。

― 学校の給食もですか?

生徒: はい。ほとんど食べられませんでした。

気温が高い国なので、お弁当も禁止だったんです。

だから、カップケーキみたいなサイドメニューでしのいでいました。

スポーツが友達作りと英語力につながった

マレーシアでスポーツを通じて友達作りをしている様子|マレーシア留学をした双子の小学生
マレーシアでスポーツを通じて友達作りをしている様子

― 学校の勉強では、何が一番大変でしたか?

生徒: **ライティング(英作文)**です。

「書いてください」って言われても、英語で書けないのでテンパりました。

― どうやって乗り越えましたか?

生徒: 最初の1〜2ヶ月は、普通にスポーツをやって友達になりました

毎日一緒に運動しているうちに、自然と友達になって、そこから英語も覚えて、ライティングもできるようになっていきました

「ネイティブ環境」ではなく「第二言語環境」

― 欧米圏ではなく、マレーシアを選ばれた理由は何だったのでしょうか?

母: 我が家の場合は、最初からネイティブ中心の環境に入るより、第二言語話者同士で積極的に話せる経験を重視しました。

― 実際に留学して良かった点はありますか?

母: 学校の授業でわからないことがあると、インド人、マレーシア人、香港、アラブ系の同級生、みんなが一生懸命説明してくれるんです。

結果として、コミュニケーション能力はかなり上がったと思います。

第二言語話者は「最初の5分」が一番難しい

母: 私も夫も、仕事や日常会話レベルでは英語を使えます。

でも、ネイティブのように自然に話せるわけではありません。

第二言語話者って、しゃべり出しの最初の5分が一番苦手なんです。

だから、英語のキャッチボールを続ける練習が大事だと思っていました。

マレーシアで感じた教育文化の違い

日本とマレーシアの教育ではどのような違いがありましたか?

母: 一番大きかったのは、「何のために勉強するのか」という考え方です。

日本はテストの点数中心になりがちですが、マレーシアでは「勉強すると将来の選択肢が広がる」という考え方でした。

また、年齢や一律の進度より、「できたかどうか」を重視している文化でした。

― 授業内容で違いはありましたか?

母: プレゼンや要約が非常に多かったです。

「先生の話を要約して、知らない人に分かりやすく説明する」訓練が全教科にありました。

こうした「要約して伝える」授業が、英検2級の英作文や英検対策にもつながったと感じています。

編集後記

今回のインタビューでは、「英語力」だけではなく、教育観そのものについて多くの学びがありました。

特に印象的だったのは、

  • 最初からネイティブ環境を求めない
  • 第二言語話者同士で話す経験を重視する
  • スポーツでコミュニティに入る
  • 長期的に英語力を育てる

という考え方です。

英語初心者の段階では、 「完璧な英語」よりも、 まずコミュニケーションを続ける経験が大切なのかもしれません。

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