「どちらかだけ」ではなく「二人で成長してほしい」。小学生で双子そろって英検2級に合格した背景には、比較ではなく切磋琢磨できる環境設計がありました。保護者インタビューを掲載。
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「双子だから、つい比べてしまう。」
双子育児をされている保護者の方の中には、そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回インタビューさせていただいたのは、小学3年生でマレーシア留学を経験し、小学6年生で双子そろって英検2級に合格されたご家庭です。
その中のお話で特に印象的だったのは、「最初から順調だったわけではない」ということでした。
- 留学当初は、毎日泣いて帰りたがっていた。
- クルードに入った頃は、60分椅子に座ることも大変だった。
- 兄弟で「俺の勝ち」と張り合って、悔しい思いをすることもあった。
そんな二人が、少しずつ「自分で頑張れる力」を身につけていった背景には、双子だからこその「比較」ではなく、「切磋琢磨」の環境作りがありました。
今回は、双子育児、海外生活、英語教育について、お母様(以下母)と双子のお子様(Iさん、Yさん)に詳しくお話を伺いました。

「どちらかだけ」ではなく、二人で成長してほしかった
― 双子育児において、特に意識されていたことはありますか?
母: 双子の人生を成人するまでイメージしていて、その中で「今このタイミングでは何が必要かな」と考えながら環境を作ってきました。
「自分で勉強できるような力がつけばいいな」と思って、愛情と教育をかけてきました。
― 今回、お二人とも英検2級に合格されました。双子で一緒に乗り越えられたのは素晴らしいですね。
母: それは一番気をつけていました。
私にとっては、どちらかができるよりも、二人とも同じ方向を向いて切磋琢磨してほしかったんです。
ここまで二人とも頑張ってくれたなと思います。
「負けたくない」が努力につながった
― Yさんは、一度英検で悔しい経験もありましたよね。
Yさん: Iが先に英検2級に合格したときは結構プレッシャーを感じました。
― どうやって乗り越えましたか?
Yさん: 普通に煽られたくない性格なので。
― 煽られていたんですか?
Yさん: 「俺の勝ち」とか毎日言われて辛かったです(笑)。
でも算数は得意だったので、そこでは言い返していました。
― 追いつくためにどのような勉強をしましたか?
Yさん: 市販の単語帳※を使って、ひたすら単語を覚えました。
※旺文社「出る順パス単英検2級」を利用
― 双子のお子様方が良い結果につなげていただいたきっかけとしてどのようなことがありましたか?
母: お互いに言いあっていることもありますが、先に英検2級に合格したIが勉強のコツをアドバイスしていることもありました。
勉強や運動で競い合いながらも、片方が遅れたときに、手を貸してあげていることが見ていて嬉しいですね。
留学初期は「勉強」より環境適応を優先
― マレーシア留学の最初の頃のご様子をお聞かせください。
母: 最初の3週間は、泣いて帰りたがっていました。顔も真っ青で。
でも、「いつでも辞めていいよ。でもあと2ヶ月だけやってみよう」と伝えました。
そうしたら、だんだん(英語が)わかるようになってきて3ヶ月目ぐらいには楽しくなり、学校生活にも慣れていきました。
― その時期、勉強面ではどのようにサポートされていたのでしょうか?
母: 最初は何もフォローしませんでした。
「学校の友達と仲良くする」 「授業を聞く」 「宿題を出す」 「スポーツで頑張る」
この4つだけできていれば、テストが0点でも大丈夫と言っていました。
双子だからこそ、良い環境を共有できる
― スポーツもずっと続けられていますよね。
母: はい。マレーシアに行く前からテニス、水泳、サッカーをやっていました。
水泳では二人とも選手クラスまで行きましたし、マレーシアでも学校代表として大会に出場しました。
リレーで二人がつないでいる姿を見ると、本当に感動しました。
「モチベーションが一番大事」だった
― クルードでの学習について、印象に残っていることはありますか?
母: 実は、クルードに入った頃は、60分間椅子に座っていること自体が大変だったんです(笑)。
のけぞって座っていました。
でも、半年後にはしっかり集中できるようになりました。
「勉強とはどういうものか」
「長時間集中するとはどういうことか」
を学べたことが、一番大きな成長だったと思います。
先生は「モチベーションが一番大事」ということを、本当によく理解されていると思いました。
もし、最初から厳しい勉強だけをやっていたら、嫌々状態になっていたと思います。
まず「楽しい」「できる」を作っていただいた上で、単語や英作文など、次のステップに進めたのが大きかったです。
編集後記
双子育児では、「平等」と「個性」のバランスに悩むことも少なくありません。
今回のお話から感じたのは、
- 二人を比較しすぎない
- でも競争心は活かす
- 同じ方向を向ける
- 長期的に環境設計をする
という視点の重要性でした。
お子さまのモチベーションや性格に合わせた学習サポートの大切さを改めて認識しました。